ハリウッド版「ゴジラ」シリーズの「GODZILLA ゴジラ」(2014)、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(19)と、「キングコング:髑髏島の巨神」(17)をクロスオーバーして描く「モンスターバース」シリーズの第4作で、ゴジラとキングコングという日米の2大怪獣が激突する。モンスターの戦いで壊滅的な被害を受けた地球。人類は各地で再建を計り、特務機関モナークは未知の土地で危険な任務にあたりながら、巨大怪獣のルーツの手がかりを掴もうとしていた。そんななか、ゴジラが深海の暗闇から再び姿を現し、世界を危機へ陥れる。人類は対抗措置として、コングを髑髏島(スカルアイランド)から連れ出す。人類の生き残りをかけた戦いは、やがてゴジラ対コングという未曽有の対決を引き起こす。監督は「サプライズ」やNetflix実写版「Death Note デスノート」などを手がけたアダム・ウィンガード。出演はアレクサンダー・スカルスガルド、レベッカ・ホール、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」から引き続き登場するミリー・ボビー・ブラウン、カイル・チャンドラーほか。また、「GODZILLA ゴジラ」「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」で渡辺謙が演じた芹沢猪四郎博士の息子・芹沢蓮役で小栗旬が出演し、ハリウッドデビューを飾った。
2021年製作/114分/G/アメリカ
原題:Godzilla vs. Kong
配給:東宝
(映画.comより)
どうもNOTOです。
右膝の痛みが多少マシになりましたかね。今のところはジョギングからウォーキングに切り替えて様子を見ている感じですよ。1~2日休んだら何とかゆるゆる走れるようになりまして。いや休息って大事ですね。
映画もなかなか見に行くのに気後れしますが、非常事態宣言下とは云え、上映している以上は観に行って良い訳でしょうしね。
それに正直、今の一席空けの上映スタイルは心地良いですし。ま、こんな事しなくても黙って映画見てて感染は無いと思いますけどね。そんな訳で観てきましたよ。
怪獣プロレス総決算の大傑作です。超面白いです。
今までこのシリーズを見たことない人でも大丈夫。
オープニングタイトルで今迄の流れと設定を全部説明する、と云う猛烈な力業で話を進めてますからね。
大体こんな感じで進めっから解んだろオメエら、見たいモノはガッツリ見せてやるから、て云う感じは凄い好きです。
サクッとあらすじですが、まずいきなりコングがモナークの作った髑髏島を模したドームに収用されてるんですね。この中に居れば何故かゴジラに襲撃されないとかで。髑髏島いつの間にか洪水だかで沈んだらしいっすよ。こんな設定でしたっけ。
五年間活動してなかったゴジラが、何故かエイペックスと云う企業を襲撃してきて、多大なる被害を出します。なぜゴジラがエイペックスを銃撃したのか解明すべく、前作でも登場した(母ちゃんがモスラを目覚めさせた娘さんですね)マジソンが陰謀論者のオッサンとオタクの友達と共に、ゴジラに破壊されたエイペックスに侵入します。
ゴジラ対策の為に新兵器を作らなにゃあかんとなりまして、エイペックスとモナークの皆様で巨大生物達のいた地下世界に行って、未知のエネルギーを探そうと。
で、コングを道案内にするべく、地下へのトンネルのある南極に護送船団で輸送するわけです。コングと手話で意思疎通できる少女も一緒です。
そこに何故かゴジラが襲撃してきてコングと一戦交える訳ですが、海上だとコングの分が悪く、何とか死んだふりをして難を逃れるんです。第一回戦はゴジラの勝ちですな。船を動かしたら気付かれますからコングを南極に空輸します。最初からそうしろ。
重力が反転する地下世界を進むため、エイペックスの開発した何かすごい飛行機に乗り込み、地下世界に向かったコングと御一行は、コングの先祖の神殿と云うか住処を発見。ゴジラの海底神殿みたいなもんです。
その頃エイペックスに侵入した3人は、地下でつながっていた香港の施設にまで、貨物に紛れて忍び込みます。超巨大ハイテク企業らしいですが、セキュリティはザルです。
そこにはなんと、キングギドラの死体をベースに作り上げたメカゴジラの姿が。実はすでに対ゴジラ用兵器は存在していたんです。パイロットはあの小栗旬こと芹沢博士の息子です。ここでようやっと3人とも捕まります。
先ほどから何故か何故かと連呼しましたが、ゴジラは地球上のどこからでも、コングや自分に敵対する存在の場所が解るらしいです。ゴルゴ13も真っ青の危機管理能力ですね。
そんな訳でもちろん香港にやってきたゴジラ、地下設備を破壊しようと放射能火炎を地面に発射したらうっかり地下世界までぶち抜いてしまいます。
一方地下世界では、エイペックスの技術者が地下世界の未知のパワーとやらを地上にデータ転送したり、コングはゴジラの背びれで作った斧なんか持っていい感じになってたりしてたら、偶然香港の真下だった神殿にゴジラの火炎が吹き出ます。
ゴジラがトンネル開けたもんですから、そこに飛び込んで、あっさり香港に戻って第二ラウンドです。
最初、コングがゴジラを行動不能近くまでぶちのめしますが、反撃にあって逆にボコボコにされます。
そこにデータ転送しただけで何故か未知のエネルギーを使えるようになったメカゴジラが参戦。例によって制御不能になり、エイペックス香港支部を社長や小栗旬含めて思い切りぶち壊した後、ゴジラたちに襲い掛かります。
2人(?)掛かりでも太刀打ちできないメカゴジラに苦戦するも、つかまっていた連中がメカゴジラ制御用コンソールに酒をかけると、なぜか制御不能だったメカゴジラが行動不全に陥りまして。
最後はコングにブツ切りにされてましたよ。
見事共闘勝利したコングとゴジラは、決着はまた今度って感じで、ゴジラは海に、コングは地下世界に帰っていきましたとさ。
もう最高ですね。
「キングオブモンスターズ」の時も思いましたけど、怪獣プロレスとしてここまで見せてくれれば何も文句はないですよ。脚本のアラとかはもうどうでもいいって感じですね。
でもあの3人はホントにノイズと云うか邪魔と云うか、ストーリーの進行上狂言回しが必要なのはわかるけど、ど素人が陰謀を都合よく暴くみたいな展開何とかならんかね。
兎に角コングが表情豊かで可愛いんですよ。意思疎通ができる設定なので、どうしても感情移入してしましますよね。
あと、とにかく道具を使うんですよ。戦闘機投げるとか。ここいら辺がやはり人間臭いと云うか。
それに比べてゴジラの話の通じない感が何とも言えず怖いんですね。地元の怖い先輩みたいな。マジ強ええし。
ラストバトルのメンチの切りあいから、あ”コラ、みたいな威嚇のし合いとか、本当ヤンキーの喧嘩のまんまですよ。最後ゴジラがコングを踏んずけて雄叫びを上げるところなんか、「今度面見せたら殺んぞコラ」つってますよね完全に。
ま、心臓止まりかけてましたけど。
あと、コングが「リーサルウエポン」シリーズを見ているとは知りませんでしたよ。あれが好きな奴に悪い奴は居ません(多分)。
5作るのかなぁ。リチャード・ドナーのご冥福をお祈りします。
脱臼した肩をはめるコングを貼っときますね。
(リーサル・ウェポン2/炎の約束より)
ではまた。