発明王エジソンとライバルたちがアメリカ初の電力送電システムをめぐって繰り広げたビジネスバトル=電流戦争を映画化。「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」のベネディクト・カンバーバッチがトーマス・エジソン、「シェイプ・オブ・ウォーター」のマイケル・シャノンがライバルのカリスマ実業家ジョージ・ウェスティングハウスを演じ、共演にも「女王陛下のお気に入り」のニコラス・ホルト、「スパイダーマン」シリーズのトム・ホランドら豪華キャストがそろった。19世紀、アメリカは電気の誕生による新時代を迎えようとしていた。白熱電球の事業化を成功させた天才発明家エジソンは、大統領からの仕事も平然と断る傲慢な男だった。実業家ウェスティングハウスが交流式送電の実演会を成功させたというニュースに激怒したエジソンは、ネガティブキャンペーンで世論を誘導。事態は訴訟や駆け引き、裏工作が横行する世紀のビジネスバトルへと発展していく。監督は「ぼくとアールと彼女のさよなら」のアルフォンソ・ゴメス=レホン。
2019年製作/108分/G/アメリカ
原題:The Current War: Director’s Cut
配給:KADOKAWA
(映画.comより)
どうもNOTOです。
相変わらず左肩が痛いです。神経痛って季節の変わり目に強くなるんですかね。
エジソンが、偉人と云うよりヤベー奴って認識が広まりだしたのっていつ頃からでしょうね。子供の頃は、苦学して片耳が不自由になっても頑張って色んな発明をした偉大なる天才、という認識でしたが、後々色んな情報を知るにつれ、あゝヤバイ人だったのね、という認識に。
エジソンに特許料を取られまくった映画産業がハリウッドに逃げるように移っていったなんて話を聞きますと、この映画もさもありなんと見れますね。
『変人偏屈
やっぱりテスラとエジソンと云ったらこれですね。
てっきり、エジソンとテスラの直流交流発明合戦を描くのかと思ったら、テスラを要するウエスティンハウス陣営とエジソンの送電網シェア争いの話なんですね。
とにかくエジソンのやる事のエゲツ無さが最高ですね。兵器開発には手を貸さない(キリッ)!なんて言っておいて、電気椅子に直流電気を使わせて、ご丁寧に死ぬのに丁度いい電圧とかをアドバイスしたり。テスラだってあんな扱いされりゃウエスティングハウスと組むよね。
それにしても、結局2人とも資金集めにヒイヒイ言いながら開発を続けていて、発明合戦と云うよりビジネスバトル映画になっていって「今も昔もスポンサー集めって大変よねえ」と感慨深くなってしまいますね。途中から、いつエジソンが「僕は高機能社会不適合者だ!」と云いながらウエスティングハウスをパーンするのか、ドキドキしながら見ちゃいましたよ。(いつの間にか違うカンバーバッチになってました)
19世紀末のビジュアルも美しいし、いい映画でしたよ。
あと映画でニコラ・テスラと言ったらやっぱりこれですね。
ではまた