ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー(ネタバレ)~一緒に世界を燃やそう

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マーベル・シネマティック・ユニバースの一作として世界的大ヒットを記録し、コミックヒーロー映画として史上初めてアカデミー作品賞を含む7部門にノミネート、3部門で受賞を果たした「ブラックパンサー」の続編。主人公ティ・チャラ/ブラックパンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンが2020年8月に死去したが、代役を立てずに続編を製作した。

国王ティ・チャラを失い、悲しみに包まれるワカンダ。先代の王ティ・チャカの妻であり、ティ・チャラの母でもあるラモンダが玉座に座り、悲しみを乗り越えて新たな一歩を踏み出そうとしていた。そんな大きな岐路に立たされたワカンダに、新たな脅威が迫っていた。

監督・脚本は前作から引き続きライアン・クーグラーが担当。ティ・チャラの妹シュリ役のレティーシャ・ライト、母ラモンダを演じるアンジェラ・バセットをはじめ、ルピタ・ニョンゴマーティン・フリーマン、ダイナイ・グリラ、ウィンストン・デューク、フローレンス・カスンバらが前作キャストが再登場。新たに「フォーエバー・パージ」などで知られるテノッチ・ウエルタが参加した。

2022年製作/161分/G/アメリ
原題:Black Panther: Wakanda Forever
配給:ディズニー

 

どうもNOTOです。

左肩の痺れがまた出てきました。

 

そんな訳でWakanda Forever

 

いや、色んな意味で面白かったですよ

 

 そもそも前作「ブラックパンサー」と同じ座組で作ってんですからアクション映画ととしてまぁ面白いでしょうよ。

 

 それよりも面白いと云うか凄いのが、作品のトーンがチャドウィック・ボーズマンの死と、作中のティ・チャラの死がシームレスに繋がってると云うか、もうそのまんまやんけ。

 3時間近く故人への追悼を、ドキュメントじゃなくてエンタメ作品として見せられるのはホントに稀有な経験でしたね。

 

 軍事利用のためヴィブラニウムを狙う西側諸国との対立とか、同じくヴィブラニウムにより発展したタロカンからの侵攻とかのストーリーはあるんですが、完全にサイドストーリーになんですよ。

 あくまで万人に愛された素晴らしい人物の喪失と、悲嘆からの再起が物語の柱なんですね。それと今後こうやりますからねって言う宣言

 

 前作は史上最もゴージャスなブラックスプロイテーションムービーでしたが、今作はラテン系や女性も含めたバリバリのエンパワーメントムービーになりましたよ。

  何たって、ネイモアに「一緒にあいつら(ヴィブラニウムを狙う西側諸国)やっちまおう」ってエリック・キルモンガー的提案をされますからね。

 

 これも、ティチャラの不在からのストーリー展開なんでしょかね。なんたって主要キャストがほぼ女性ですから。いっそネイモアも女性に改変しちゃっても。

 こう言うと「今までのキャストの男女が入れ替わっただけ」とか返されそうですが、ここまで女性メインだと正直ちょっと面喰いましたよ。元が男性主人公のアクション映画ですしね。ま、今後もシュリがブラックパンサーでやって行くんでしょう。

 

 でも、最終的には息子がいましたオチだしなぁ

 王位争いから遠ざけるためにハイチで暮らしてるって言ってますが、本人はティチャラの息子ワカンダの王子って自分で言ってますからね。継承権争いとか大丈夫なんですかね。

 

 ではまた。