THE BATMAN ザ・バットマン~覆面男とハードボイルドワンダーランド

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クリストファー・ノーランが手がけた「ダークナイト」トリロジーなどで知られる人気キャラクターのバットマンを主役に描くサスペンスアクション。青年ブルース・ウェインバットマンになろうとしていく姿と、社会に蔓延する嘘を暴いていく知能犯リドラーによってブルースの人間としての本性がむき出しにされていく様を描く。両親を殺された過去を持つ青年ブルースは復讐を誓い、夜になると黒いマスクで素顔を隠し、犯罪者を見つけては力でねじ伏せる「バットマン」となった。ブルースがバットマンとして悪と対峙するようになって2年目になったある日、権力者を標的とした連続殺人事件が発生。史上最狂の知能犯リドラーが犯人として名乗りを上げる。リドラーは犯行の際、必ず「なぞなぞ」を残し、警察やブルースを挑発する。やがて権力者たちの陰謀やブルースにまつわる過去、ブルースの亡き父が犯した罪が暴かれていく。「TENET テネット」のロバート・パティンソンが新たにブルース・ウェインバットマンを演じ、「猿の惑星:新世紀ライジング)」「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」のマット・リーブス監督がメガホンをとった。

2022年製作/176分/G/アメリ
原題:The Batman
配給:ワーナー・ブラザース映画

(映画.comより)

 

どうもNOTOです。

 

左肩の神経痛がチョイチョイ痛みます。忘れた頃に、思い出した様に痛みだすんですよね、忘れたい思い出みたいに。

 

 もう何度目のバットマン?って感じですが、やってるとついつい観てしまいますよ。個人的にはベン・アフレックバットマンが一番好みですが。

 

 ざっとしたあらすじとしては、治安最悪のゴッサムシティで、復讐に駆られた自警活動二年目のバットマンことブルース・ウエインが、現場になぞなぞが残してある奇妙な市長殺害事件を捜査を開始。

 マフィアのボスのファルコーネ、その部下のペンギン、失踪した証人の女を探す謎の美女(キャットウーマンとは名乗ってないです)などと接触しながら調査するが、警察署長や検察官も次々と犠牲に。

 犠牲者は皆、20年前強盗に殺されたブルースの父が進めていたゴッサム市再開発事業に関わる、市、警察、マフィアぐるみの汚職に関わっていて、犯人が告発する為に連続殺人を犯していたが、あっさりと警察に捕まります。

 犯人リドラーは、実は社会に不満を持つ人々を扇動し、市長選の会場が丁度避難所になるような日を狙って、河川を決壊させ洪水を起こし、避難所に集まった人々に対し無差別テロを起こすよう計画してました。

 洪水は防げなかったが、暴徒は何とか鎮圧。被災した人々を救出しながら、やっぱ復讐心より愛だよなー、何てちょっと成長したバットマンで終わってましたよ。

 

 もう、あらすじからし普通のミステリ映画

 

 今までバットマンの映画って沢山ありましたけど、普通に捜査するって無かったんじゃないかしら。

 事件現場にいる違和感がハンパないし。「コイツ入れるの?」ってなるわ。

「証拠触ってますよ?」「て、手袋してるし…」のくだりはまあそう思うよね。

 でも原作の初掲載は「ディティクティブコミックス」ですから、探偵なんですよねコイツ。穢れた街を一人行く騎士。フィリップ・マーロウですな。

 

 ハードボイルドミステリ映画の骨子に、現在的なテーマとバットマンを盛り込んだった感じです。現実に覆面したヤベー人がビジランテ行為をしてたらこうなんかなって。ギミックもそんな突飛な感じじゃないし。スーツの防弾性は半端ないですが。

 ムササビスーツで着地失敗するシーンは爆笑ですけどね。ああ、まだ慣れてねえんだな―って。

 

 て云うかとにかくリドラーのスペックが凄すぎるんですよ。

 

・警備もいる市長宅に音もなく侵入、殺害。警察署にいる署長を拉致出来る身体能力。

・法廷会計士とはいえ、長らく秘匿されていた汚職を突き止め、しかもブルース家のスキャンダルまで暴き出す推理力と情報収集能力。

・ネットで調べた知識だけで、リモコン爆弾や堤防を破壊できるほどの強力な爆弾を製造、盗難車等を使い効果的に破棄工作を行えるテロリストの能力。

・ネット動画のみで数十人の暴徒を扇動、テロ行為を行わせるカリスマ性

 

ロバート・マッコールか(;´・ω・)?

戦闘力はあれほどではないでしょうが。

eiga.com

 

それに引き換えバットマン金田一耕助ぶりが。基本何も解決してないし、この人。

ペンギンの追跡シーンなんてあんだけの大惨事を引き起こしてるのにほったらかしだしね。

 

 ま、ラストに出てきた友達はジョーカーらしいから、次作が楽しみですよ。

 ノーラン版も、ビギンズのラストで「おぉ」ってなったからのダークナイトですからね。

 

ではまた。