クワイエット・プレイス(ネタバレあり)~静かな湖畔の森の陰から

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「ボーダーライン」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のエミリー・ブラントが主演、ブラントの夫でもある俳優のジョン・クラシンスキーが監督・脚本を手がけ、全米でスマッシュヒットを記録したサスペンスホラー。ブラントが主人公となる一家の母親エヴリンに扮し、エヴリンを支える夫のリーをクラシンスキーが自ら演じ、夫婦共演も果たした。聴覚障害を持つ娘役は、自身も同じ障害を持つ「ワンダーストラック」のミリセント・シモンズ。音に反応して人間を襲う「何か」によって人類が滅亡の危機に瀕した世界で、「決して音を立ててはいけない」というルールを守り、生き延びている家族がいた。彼らは会話に手話を使い、歩くときは裸足で、道には砂を敷き詰め、静寂とともに暮らしていた。しかし、そんな一家を想像を絶する恐怖が襲う。

2018年製作/90分/G/アメリ
原題:A Quiet Place
配給:東和ピクチャーズ

(映画.comより)

 

 どうもNOTOです。

 

 相変わらずケツが痛いです。

 

 流行り病のおかげで映画を観に行くのも一苦労ですが、オリンピック観に行って良いんだったら映画館ぐらい余裕ですよね。

 

 てな訳で、これも観よう観ようと思ってたんですけど、2をやるってんで観てみました。

 

 ソリッドシチュエーソンホラーの佳作ですね。面白かったですよ。

 

 

 とにかくオープニングから、タイトルまでのシーンでの、設定の説明がすごく上手ですね。今どういう状況で、主人公たちはこういう生活をしていて、それを破ったらこうなって、て云う事がこの短いシーンで解るんですよね。

 見る前は、勝手に目に見えない謎の現象で死んでいくのかと思ってたので、いきなり化け物のビジュアルが出てきた時は結構驚きましたよ。

 

 旦那役のジョン・クラシンスキーが監督で、奥さん役のエミリー・ブラントと実際の夫婦なんですってね。あの中盤の子供たちの事を話し合うシーンとか、逆に実際の夫婦でよくあんな演技ができるなと思いますよ。役者って凄いね。

 

 兎に角、音を出しちゃダメって設定の中で、いかに音を出させるイベントを設定するかの勝負ですからね。でなきゃ奥さん妊娠させないでしょ。あと階段の釘ね。

 こういった設定なんで、娘が難聴だっていう事が分からなったですよ。ああやって娘のために音波の研究をしてたから偶然化け物の苦手な音波に気づけた、て事なんですね。自分の読解力のなさにびっくりしました。

 いきなり耳がキーンとなったと思うと化け物が苦しみだして。え、補聴器って音出んの?とか。

 あとまぁ、突っ込みだしたらキリがないんですが、人類壊滅状態で電力どうしてんのとか、あの防犯システム全部無音で作ったのとか(娘が聾だから以前からああいう設備があったの?)、さすがに裸足はどうかしらとか、いくら何でも音に反応するって特性が分かっていれば人類ほぼ滅亡前に対処できるんじゃないかと。

 ネバダ砂漠で爆音出して、おびき寄せて戦略核でも落としてやれば、とか。

 でも、全世界同時多発みたいでしたから、何十億匹って同時に湧いて出たんでしょうね。1対1じゃ流石に勝てる気はしません。外皮には銃弾が効かないみたいな設定だろうし。

 

 出オチ映画だと思うんですけど、出オチ設定内での設定をしっかり考えて見せ場を作ってますね。

 突っ込み所は沢山有るんですが、そこはほら、酸素のない宇宙空間で爆発炎上するのおかしくない、と云う野暮な突っ込みに対しての「俺の宇宙じゃ火は出るんだよ」byジョージ・ルーカスてなもんで。

 

 結局、ガメラ3」みたいなエンドになってましたけど2はどうなるんでしょうね。

 

 化け物たちに雄叫びを上げるエミリー・ブラントを貼っときますね。(嘘にも程が有るだろうよ)

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ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』より

 

ではまた。