『PUI PUI モルカー』~社会風刺とかは別として

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『PUI PUI モルカー』公式サイトより。 (c)見里朝希JGH・シンエイ動画/モルカーズ

 

かわいいよかわいいよモルカーかわいいよPUIPUI!

 

 どうもNOTOです。左肩が相変わらず痛いです。 

 オッサンが、かわいいかわいい言ってるだけのブログですね。キモいですね。

 

 ここ最近、話題急上昇になってますね。YOUTUBEにはモルカー作ってみた動画が溢れかえり、ユ〇ワヤやトー〇イの羊毛フェルトコーナーには黒山の人だかり、ネットでは考察サイトが日々盛り上っております。

 

 斯く云う私も見始めたのは2週間ほど前で、存在は知っていた物の「ふーん」ぐらいの感想しかなかったんですね。

 それが気が付いたらアマゾンプライムで配信していて、試しに見たらもうおしまいですよ。今や毎日寝る前にモルカーを観ることで、日々のストレスを何とか誤魔化し精神の均衡を保っている、と云っても過言ではありません。

 

 まず可愛いのはもちろんなんですが、ストップモーションアニメとしてのクオリティが素晴らしい。

 さすがにハリーハウゼンの頃とは言いませんが、「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」や「ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒」などの、アニメと見紛う程のライカ作品とはまた違った、昔風の手作り感がいいんですね。羊毛フェルトですよ、なんたって。よく爆発シーンなんて撮れたな。妻も一緒に見ていて「よくまぁ…」と絶句しておりましたよ。

  あとはネットなどでも話題になってる、風刺のきいたストーリーですね。「モルカー」でググったらサジェストで「人間は愚か」と出る位には、皮肉の効いた脚本です。

 それでいてジャンルはアクションにゾンビホラー、果てはミュージカルと、癒し系アニメの皮をかぶった一大エンターテインメントシリーズになっております。

 人類の愚かさに振り回され、泣きながら日々奮戦するモルカーたちの姿が、多くの大人a.k.a社畜たちの心に突き刺さるのは無理からぬことでしょう。

 

 なんてことは抜きにしても、とにかくみんながかわいい。

 口といい目といい、何であんなに表情豊かになるのだか。1つ1つ全部指で表情とかを作ってるらしいですが、そりゃ2分半の尺じゃなきゃ無理ですよ。只でさえストップモーションアニメなんて大変なのに。

 

全12話でシーズン終了ですが、今からモルカーロスが、心配でなりません。

アマゾンはいつまで配信してくれるのでしょうか。

 

ではまた。PUIPUI。

 

 

同じくストップモーションアニメですが、このためにネトフリに加入するか1年ほど迷ってます。

これも(人間は愚か)という感想を抱かしめる内容なのでしょうか。

www.netflix.com

 

スリービルボード(ネタバレあり)~登場人物全員悪人、と云う訳ではない。

アマゾンプライムにて鑑賞

ポスター画像

2017年・第74回ベネチア国際映画祭脚本賞、同年のトロント国際映画祭でも最高賞にあたる観客賞を受賞するなど各国で高い評価を獲得し、第90回アカデミー賞では主演女優賞、助演男優賞の2部門を受賞したドラマ。米ミズーリ州の片田舎の町で、何者かに娘を殺された主婦のミルドレッドが、犯人を逮捕できない警察に業を煮やし、解決しない事件への抗議のために町はずれに巨大な3枚の広告看板を設置する。それを快く思わない警察や住民とミルドレッドの間には埋まらない溝が生まれ、いさかいが絶えなくなる。そして事態は思わぬ方向へと転がっていく。娘のために孤独に奮闘する母親ミルドレッドをフランシス・マクドーマンドが熱演し、自身2度目のアカデミー主演女優賞を受賞。警察署長役のウッディ・ハレルソンと差別主義者の警察官役のサム・ロックウェルがともにアカデミー助演男優賞候補となり、ロックウェルが受賞を果たした。監督は「セブン・サイコパス」「ヒットマンズ・レクイエム」のマーティン・マクドナー

2017年製作/116分/G/イギリス
原題:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri
配給:20世紀フォックス映画

 (映画.COMより)

 

 

 今日は膝が痛いです。

 

 すべてがうまくいかないの連鎖って、ほんとに嫌ですね。

 

 ざっくりとしたあらすじは、娘を強姦された挙句焼き殺されたミルドレッドが町外れの殺害現場に立て看板で 広告を打つんですね、 警察署長ビルは犯人を捕まえていない何をやっているんだ!という内容の。

 この看板が気に食わない レイシストの保安官ディクスンが広告を取り下げろと文句を言ったり、評判のいい署長なので、街の人々からも圧力を受けるんですが、ミルドレッドはタマを蹴り上げたり、親指にドリルで穴をあけたり、全くへこたれません。何を言っているか解らないでしょう。私もです。

 ビルが、直々に別にさぼってるわけじゃないんですよ、目撃者も証拠もないから捕まえられないのよ、なんて言っても「全国の男性のDNAを採取して検査しろ」と言われます。ビルは実は末期がんなのですが、それも分かったうえで「時間がないから急いで」と云う始末。

 別れたDV旦那も19歳!の再婚相手を連れてきながら、広告を取り下げろというし、ミルドレッドの同僚もディクスンに嫌がらせで逮捕されたり。そんな中、署長は自殺してしまいます。これは末期がんの闘病を嫌った上での行為なのですが、残された人たちはそうは思いません。ディクスンはキレた余りに看板を取り下げなかった広告屋をボコりまくった上2階の窓からブン投げますが、そのシーンを見ていた新任の署長(黒人)から速攻クビに。いや捕まえろよ。

 挙句、誰かに看板に放火されたミルドレッドは怒り狂い、深夜警察署に火炎瓶で攻撃(゚д゚)!。クビになったので、深夜隠れてビルからの遺書を読んでいたディクスンは、巻添えで大やけどを負います。彼の事を気遣うビルの遺書を読んで改心したディクスンは病院で同室になった広告屋に心から謝罪します。

 退院してバーで飲んでいたディクスンは、後ろの席でレイプ殺人の犯行を自慢している男の話を聞いてミルドレッドの娘を殺した犯人だと確信、わざと喧嘩をし、相手を掻きむしりボコボコにされるもDNAを手に入れますが、検査の結果犯行当時は軍務でアメリカ国内にいなかったことが判明。

 落胆してミルドレッドに報告するも、それとこれとは話が別として、レイプ殺人犯であることは間違いないので、2人で銃を持ってその男の所に行くのでした。その男の所に行ったらどうするかは、道々は話し合いながら。

 

いや、すごい映画でしたね。どこに向かうか全くわからないまま、えらい勢いで進んでいくストーリー。

  主にミルドレッドとビルとディクスン、この3人の 話になるわけですが、話が進むにつれてどんどんこの人たち大丈夫かなっていう点が出てくるんですね。それがどう変化していくか。

 ビルは最初ことなかれ主義的な人物風に描かれるわけですが、やるべき事はちゃんとやってるんです。町民からの信頼もありますし。ディクスンも最初はマジでダメな人だったのに、作品中多少なりとも成長します。ラスト、ミルドレッドの告白に対して、あの達観した回答。本当に人として成長したんだなと感じさせます。

 そしてミルドレッド、この人がホントにヒドイと云うか。自責の念に駆られすぎたのか暴走が酷い。DV旦那も悪いんですが、そりゃ別れるよなと思いますよ。娘も口が悪いし、息子はDVの仲裁で、後ろから父親の頸に包丁押し当てるし。どんな家庭環境かは推して知るべしですよ。

 どんどん家庭の不和が明らかになるので、だからこそムキになって広告看板を出したりしたのかなと思うわけです。それを燃やしたのがDV旦那という皮肉がいいですね。それにしてもこの町、ありとあらゆる犯罪行為が捕まらなさすぎ

 

 今まで提示されてなかったから解らなかった問題が、提示される事によってどんどん明らかになっていくという内容で、提示するものがあの看板であり、現代のSNS なんかを暗示しているのかなーと 、そういえばSNS描写がなかった気がするんですが、意図的なんですかね。

 ビルだって元々自殺するつもりはあったんでしょうけど、まさかのタイミングになってしまったって、みんなの行いが 誰にとっても間が悪い感じになってしまう 、そういったことの積み重ねの映画なんですよね。

だから 犯人じゃないけど、まぁとりあえず鬱憤晴らしましょう。やるかどうかはその時考えよう、正直乗り気でもないですよ、っていう あのラストになるんでしょうね。

 

 話がどこに飛んでいくか全く解らないまま二転三転し、ミステリーと云う訳ではないんで明確な謎解きもない、コメディと言うかブラックユーモアの利いた、何とも言えない映画だったなあと思います。すごく面白かったですよ。

 

ではまた

テレワークの実存とは

 弊社では一部テレワークを行っている。

 なぜ一部かというと、それしかできないからだ。簡単な話である。

 淡路島に社員まとめて島流しに出来るような巨大企業ならまだしも、何の変哲もない中小企業に出来る事などたかが知れてる。前回の非常事態宣言が出て早くも1年近くになんなんとするが、一番最初にテレワークを始めると朝礼で宣言されたときは心底驚いたものだ。

「何たる無謀」

 言っても未だにFAXと手書きの帳簿が主流の弊社である。テレワークと言って何をしろと。弊社の主たる顧客は製造業なのだが、小規模自業者、平たく言えば町工場ではFAXが一番のITソリューションだ。あとはひたすら電話である。

 何しろノートパソコンもなく、社内システムを確認することも出来ず、クラウドで接続もできない。データ流出を恐れてのとのことだが、正直弊社のデータを虎視眈々と狙う相手というのも想像がつかない。かくして、私も含めた営業担当者は顧客にも訪問できず、社内業務も溜まるに任せるまま、日々携帯電話の前で呆然と立ちつくす日々を送る事となる。

 弊社とは比べ物にならない大手企業、もしくは個人や国家の情報を扱う企業では、社員用の携帯電話も持ち帰れないなどと伝え聞く。それこそ呆然と立ち尽くす以外の何をすればいいのだろう。

 やがて立ちつくす事に飽いた我々は、テレワークの名のもとに家事や趣味に勤しむことになり、もうすぐ1年が過ぎようとする。

 最初のうちはしおらしく週数回のテレワークなどと言っていても、そのうち感染者数も数字上は減ってゆき、出社日も増えていき「やっぱりお客さんとは会って話さないとねぇ」「そうですねぇ」から「久しぶりにどうですか、密にならないように」「いいですねぇ」となり「(ゴルフのスイングをしながら)どうです、今度」「フェアウェイだったら密じゃないですしねぇ」等々の仕儀に至り、あの年末へとGOTOするのである。

 ここで再度非常事態宣言など出した処で結果は御覧の通り、街には人が溢れ、8時までしか空いてない居酒屋には人が駆け込みギュウギュウ詰めである。何せ酒を飲みながら会食をしないと死ぬ病気にかかっている連中が政権運営している国である、当然の結果である。コロナウイルスが8時までは活発化しないというデータがあるのか知らん。

 先日も、テレワーク中に顧客から、納入した製品に関する不具合の連絡があり、当然出社、顧客に訪問し、誰一人マスクをしてない顧客相手に不具合の対応をした。

 社内処理を済ませ日も落ちかけた夕方、テレワークに戻るべく帰宅しようとした処、出社してきたテレワーク中の同僚と鉢合わせた。

「あれ、今日テレワークじゃなかったでしたっけ」 

「いや、ちょっとしたトラブルがあって。そっちこそ今日はテレワークじゃないんですか」

「いや、これから担当先とリモート会議をするんですよ」

「それこそ自宅からでいいじゃないですか」

「いや某上司が、『ウチからも何人か参加するんだから、こういった事は膝を突き合わせて話した方が良い』って…」

続けて同僚はこう問いかけてきた。

「テレワーク中にリモート会議を全員同じ場所でやるって、何なんですかね」

些か、はにかんだような表情を浮かべ、そう問いかける同僚に私も、

「何なんだろうね」と虚ろな笑みを返した。

 

このように我々はついぞテレワークの実存を理解()せぬまま、非常事態宣言解除に突き進むのである。

 

 

 

2月の月間走行距離~200㎞超えました

どうもNOTOです。

右ひざがヤバいですね。

 

今月はなんだかんだで200㎞以上走れました。

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タイムに関してはお恥ずかしい限りですが、ウオームアップやクールダウンのウォーキングも含めたタイムになってますので、平均だと大体6:30/㎞ぐらいで走ってますかね。ですから厳密に全て走行した距離と云う訳ではないんです。途中で歩いてしまうこともありますし。

 

 いつも自宅前で軽くストレッチしてからジョギングアプリをスタートするんですが、スタートを押し忘れたり、逆に走り終わった後もストップを忘れてたりこともあるんですよ。

 スタートを忘れていた時なんてホントにショックで「ああ折角このクソ寒い中7km走ったのにぃ( ;∀;)」なんて泣きながら手動でデータを追加するんですが、自分の中では手動で入力すると何かインチキしたような気分になるし、どんなコースを走ったか忘れちゃいますしね。

 あと、たまにアプリの不具合なのかランデータ自体が保存されない事があるんですよ。ずーっとあの例の丸いマークがグールグルするだけで。頼むよナイキランクラブ。ストップは忘れても自動で中断してくれるんですけどね。

 

 

 ここ何か月か、月間走行距離を大体160㎞(100マイル)に想定してるんですが、今月は天気の良い日が多く走り易かったせいか、何か多めに走れちゃいましてね。

 

 来月からはまた160㎞を目途に走ろうかなと。

 

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荒川の河口。すごく遠いんで滅多にここまでは走りません(´・ω・)

 

ではまた

 

電子マネーに体を張れ~PayPayの使い方

 どうもNOTOです。相変わらず左肩が痛いです。

 

 手の切れそうな札束、人の心も容易に切り裂きそうな、的なセリフが生島次郎の「追いつめる」であったような気がしますが、かように金銭というのはやはり物理的であるほど迫力を増すと云いますか。札束で頬を叩く、何てよく言ったもんですよ。

 キャッシュカードもPASMOも持ってますし、現金主義と云う訳ではないですが、電子マネーに関しては言い知れぬ不信感があって、ずっと使ってなかったんですよ。そんで身に覚えのない引き落としが!なんてニュースなどを見ては「それ見たことか」なんて村の古老のようなことを言ってたわけですよ。ですが、最近はどこでも電子マネーが使えるようになりましたし近所のスーパーでもどんどん電子決済可になってきてまして。

 最近の映画でも電子送金でやりとりするシーンが多いですから。ゴールドフィンガーではわざわざフォートノックスまで金塊奪いに行ってたのに(あれ、放射能汚染させるんでしたっけ?)、ゴールデンアイでは世界中のサーバーダウンさせて銀行口座の残高書き換えましょう、みたいなことになってましたからね。手間がかかりすぎでは。(全人類が007を見ているという前提の文章)

 それと、私ほぼ毎日ジョギングをしているんですが、帰り道にちょいちょい買い物なんてできれば便利だな、あと何かあった時の為に多少現金も持ってた方がいいのかしら。なんて思っても、ジョギング中は出来るだけ物を持ちたくないんですね。財布持ち歩くなんて論外で、持つのはスマホのみ。私すでにランニングアプリの奴隷ですから。

 おサイフケータイも検討したんですが、なんか面倒そうだな落とした時大変だし、と思っているうちに色んな電。子決済アプリが出てきましてね。落としても上限設定しておけばまぁ傷は少ないか、なんてコロッと考えを変えましてね

 

 そんなわけで、とうとう導入してみたのですよPayPayを。

 

 どのアプリでも良かったんですけどね、単純に一番使われてるかな、というだけで入れてみたんですが、これがまたまぁ便利(゚д゚)!ですよ。

 レジ待ちの時ってスマホいじってる時が多いですからね。支払いがそのままできるのは楽ですね。

  ただ、使い方で少々注意が必要でしてね。私みたいにデジタルに疎い(もう言い方が爺ぃ)方たちに1つ。

 

支払い方法の選択をしておけ

 馬鹿か、と言われるでしょうが最初これが分からずに赤っ恥をかきましてね。

 私、支払いをクレジットカード設定にしまして、レジで支払いしよう思いましたら残高0ですとレジで表示されまして。てっきりスーパーハッカ―にクレジットカードの上限マックスまで不正使用されてしまったのかとアワアワしてたら、店員さんに「現金にしますか?」とか心配そうに聞かれるし、周りからは「あーあ、おじさんが頑張ってなれないシステム使おうとするから(笑)」「ったく、素直に有人レジに並んでおけよジジイ」という冷たい視線を浴びて、ついついハイ現金でなんて支払いして、泣きながら家路につきましたよ。

  PayPay残高がゼロなだけで、クレジットカードの利用額は5000円ありますからね。本人認証だかを行えば上限を24時間以内で20,000円、30日以内で50,000円まで、さらに上げようと思えば250,000円まで上げられるらしいですが、そこまではまあ必要ないかなと。あと、クレジットカードを登録する際、カードを自動読み取りするんですが、これが結構手間取ったと云うか、なかなか読み取らないんですね。私のカードだけなんでしょうか?

 まぁ、PayPay残高にもチャージしておけって話なんですが、できるだけ面倒くさいことがしたくないから始めたわけでして、わざわざコンビニ行ってチャージしたりYahooJAPANカード作ったりする気はおきないんですね。

 細々した買い物でも便利に使っていると、30日間の上限が5,000円では些か厳しいですから、多少上限は上げようかと思いますが、万一悪用されたとしても諦めがつく程度ぐらいしか上げないでしょうね。いやそりゃ1円でも勝手に使われりゃ腸が煮えくりかえりますけどね。

 

 小銭入れ代わりにしか使うつもりがなかったのでちょっと驚いたんですが、支払い以外の機能も色々ありますね。ショッピングやらオークションやら、借金も出来ればボーナス運用もできるんですと。また、PayPayのアプリ同士で、残高を送ったり受け取ったりできるみたいですけど、特殊詐欺の温床になりそうな気がするんですが大丈夫なんでしょかね。お年寄りはそもそもPayPay使わないか。なんて言っている私のような爺が良いカモにされるんでしょうな。

 まぁ使ってみると、スマホでちょっとした決済ができるってなかなか便利なものですね。上限さえ決めてしまえば使いすぎることもないでしょうし。色んなスマホ決済アプリがありますから1つ試してみるのもいいかもしれませんよ。

 そういや7PAYなんてのもありましたね・・・

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

森元、会長辞めるってよ

 森元首相、森元会長になりましたね。元が何個付く事になるんでしょうね、この方。要職を歴任しておられるのですから、数え上げたらキリがないんでしょうけど。

 

 今回に関して言えば、些か叩かれすぎな気もしてましたが。平常運転でしょ、日ごろの言動からして。全文見たら配慮した物言いですよ、この人にしたら。もちろん言った事が正しい訳じゃないから、叩かれても仕方ないわな。

 

 なんてことを思っていたら、あれよあれよと云う間に世界中が大炎上ですよ。びっくりしたのと同時に痛感したのは、俺は全然アップデートできていなかったという事実ですよ。今やここまで来ていたのか、の感覚。

 

 意識のアップデートは必要ですよ。女性の権利向上にかなり意識的な現状ですし、それは実行されるべきだし。なんて思っていましたが、正直この発言がここまで世界中の女性を激怒させるとは思いませんでした。ことジェンダー問題に関して敏感なオリンピック関係での発言という事もあったかもしれませんが。

 

 そりゃ83の爺ちゃんにそれを求めても…という気も。あの年代で男女同権なんて言っても、戦後女とストッキングは強くなった的な笑い話でお終いですよ。下手したら亭主は女房の尻に敷かれてるんだから、女のほうが強いでしょ、なんて思ってますよ。話の主旨が違うだろってのは解っているでしょうけど。解ってるよね(;´・ω・)。

 周りで止める人がいなかったのが一番の問題じゃないかしら。今の世の中それマズいっスよ、そもそも会議長いのは年寄のほうですよ、て。

 とりあえずやらせるだけやらせておいて、最後にまとめて詰め腹切って頂くというのも良かったような気もしますが。どうせこれからも色々出るんでしょうからJOCなんて。

 

 でも無理ですかね。世界規模での辞めろコールでしたから。でも、今までの状況が彼女らをしてそうせしめてるわけでして。誰かしらが状況を代表し、現状を世界に知らしめ、変化を促す為にスケープゴートにならないといけないのでしょうね。この場合100%自業自得ですが。

 やはり社会が変容していく以上、いろいろと意識をアップデートしなきゃならんのですよ。それが自分にとって納得しずらい物であっても、少なくとも理解しようとする意識位は持たないと。

 

 なんて、叩かれすぎじゃないかしらなんて思っていた、男性優位社会にどっぷりと浸かっていた年寄は反省するわけです。

 

あと、ここを先途とばかりに#わきまえない女的なtwitterが大爆発してますが、わきまえないと云う単語自体良い意味で使われてないと思うんですが、どうなんでしょう?

 

 てな事を書いていたらあら(゚д゚)!次の会長はもっとお爺ちゃん。さすがに辞退になりましたけどね。橋本さんにしても以前セクハラがらみの話がありましたし。もぉ誰がやっても火中の栗を拾うだけですからね、ご愁傷様です。

 

 

 

 

 

 

 

 

『岸辺露伴は動かない』(ネタバレあり)高橋一生はいい動きしてた 

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出演:高橋一生、飯豊まりえ

第1話ゲスト:柴崎楓雅
第2話ゲスト:森山未來
第3話ゲスト:瀧内公美中村倫也
原作:荒木飛呂彦岸辺露伴は動かない
小説:北國ばらっど『岸辺露伴は叫ばない 短編小説集』所収「くしゃがら」
脚本:小林靖子
音楽:菊地成孔
演出:渡辺一貴
撮影:山本周平
照明:鳥内宏二
録音:高木創
美術:磯貝さやか
編集:鈴木翔
人物デザイン監修:柘植伊佐夫
制作統括:鈴木貴靖、土橋圭介、平賀大介
制 作:NHK エンタープライズ
制作・著作:NHK、ピクス
(c)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
(c)NHK・PICS

 

どうも、NOTOです

相変わらず左肩が痛いです。

 

 NHK やりましたな。 なかなか英断をしたと言うか、逆に言うとこの作品ぐらいが実写化にはちょうどいいって所なんでしょう。

 実を言うと映画版のジョジョの奇妙な冒険。あれは見てないんですね、なかなか勇気がなくて。まあ今度見てみようとは思ってはいるんですが。あの感じですと続編も難しいだろうなぁ、承太郎も捕まったし。第6部を父子入れ替えて作るしかないですな。

 で、岸辺露伴は動かないですが『富豪村』、『くしゃがら』、『DNA』この3点ですね今回実写化。

 一応短編は全部読んでいると思ったんですが、三作とも覚えがなくて、『くしゃがら』はスピンオフ小説、『DNA』はマーガレットに掲載されたので、読んでないのはわかるのですが、『富豪村』は忘れてるんでしょうね。

 私、荒木飛呂彦作品は『武装ポーカー』以来読み続けている一応ファンなのですが、ジョジョオタというほど熱心なファンではないというか、1話の冒頭で出てくる空き巣と同じ様に途中で脱落しましてね。いますよね、「やっぱり2部だよなぁ」なんていう典型的老害

 第一話冒頭、空き巣にヘブンズドアーをぶちかまして自分の漫画を読まなくなった原因を読んでましたけどね、てっきり「能力がややこしくなりすぎ」とか、「設定が後出しジャンケンorぶん投げ」とか、「そもそもそんな長期連載追ってられん」とか、「岩人間て…」とか書いたあるかと思ったら、受験に失敗した時にちょうど漫画を読んでいた、とか何とか心底どうでもいい理由でファンを辞めたって事になってましたね。荒木先生はどう思ったのでしょうか。

 

 第1話の『富豪村』ですがこれが一番なんていうかジョジョっぽい作品ですね。スタンドバトルらしい展開があって、危機的状況を切り抜けるって。マナーを犯したら代償を取られるというのは分かりますが、いつの間にか相手がマナーを犯したら奪われた代償が戻ってくるという設定になったのは、ああジョジョっぽいなあと思いましたよ。一究(柴崎楓雅)ヤベエよ。

 

 第2話『くしゃがら』、ストーリーとしてはこれが一番面白かったですね。最初は特に気にならなかったことが、徐々に精神を支配してゆき最終的にはどうにもならない。追い詰められると言うか、知らぬ知らずにはまり込んだら抜け出せない、日常生活にもよくある感覚がどんどん肥大化していく恐怖。

 3作中一番岸辺露伴物らしい作品がスピンオフ小説なのがいいですね。すごい原作へのリスペクトを感じると云うか。森山未來も良かったですね。いかにも荒木キャラ的な芝居が実に楽しそうで。 解決策としてはあれしかなかったんでしょうけど。

 

第3話の『DNA』これが今回の連作の中で話を一本にまとめる縦軸になるストーリーで、全話に出ている担当編集者:泉京香(飯豊まりえ)の恋人・平井太郎中村倫也)がメインになる話ですが原作は全く別個の物語ですし、これだけ観ても全く問題がありません。というかこの要素、特になくてもよいのでは。移植した臓器の記憶という話なのですが、余程よく馴染んだんでしょうな。

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ジョジョの奇妙な冒険』より

何がすごいかって、さかさまにしかしゃべらない、ヘテロクロミアの子供が出てきてどんな秘密があるんだろうと思ったら、何でもないの。『これは個性だ!』おお何という力技。あと、この話ではヘブンズドアーで完全に本になってましたね。

 

 原作をを知らない人でも普通に楽しめるドラマでしたよ。まあ知らない人は見ないんでしょうけどね。スタンドという言葉は使わずに、ずっとギフトという言葉を使って自分の能力を表現してましたが、原作のある作品だからこその上手いやり方だと思いますよ。

 漫画表現上だと、大ゴマで技名を叫んで必殺技を繰り出すところを、下手に再現せず全部チャンバラ映画の文体で演出する事により、『るろうに剣心』がより現実的なアクション風チャンバラ映画としても成功した様に、変なコスプレ大会で無理に漫画を再現しようとするより、これ位の寄せ方でも十分作品世界は堪能できるのではないでしょうか。音楽もよかったし。菊池成孔率が高いですね、NHK。

eiga.com

やっぱり見ようかなぁこれ。

 

 ではまた